ゴスペルで平和を祈る 松本の神宮寺でコンサート 8月3日

松本市浅間温泉3の神宮寺(谷川光昭住職)は8月3日、「平和の祈りコンサート」を神宮寺アバロホールで開く。併せて同寺のふすま絵を手がけた画家丸木位里・俊夫妻(ともに故人)の代表作「原爆の図」(原寸大複製図)を本堂に展示する。
谷川住職と僧侶らによる平和祈念法要(15分)の後、「有坂美香&TheSunshowers(サンシャワーズ)」のゴスペルコンサート(80分)。有坂さん(神奈川県鎌倉市)は15歳で渡米後、ジャズの名門バークリー音楽大で学び、幅広いジャンルで活躍するシンガー。久保田利伸さんなど有名歌手のバックコーラスや、リトルグリーモンスターなどのボイストレーナーも務める。
サンシャワーズは、子どもから大人まで総勢70人の大型コーラスチーム。当日は有坂さんとメンバー10人が、生バンドをバックに映画「天使にラブ・ソングを」の挿入歌や「アメイジング・グレイス」などを歌う。
谷川住職は「今もウクライナ、ガザでミサイルが飛び交い戦争が終わらない。違いを認め合い共存を願い、キリスト教会で歌うゴスペルをお寺で楽しんで平和を祈りたい」。また、「戦後80年の節目の夏、広島の惨状を描いた遺言のような丸木夫妻の貴重な作品から思いを深めてください」と話している。
午後3時開演。一般3千円、檀信徒2千円、小中高生無料。問い合わせは同寺TEL0263・46・1611