
塩尻市の広丘駅前通りで8月14日に開く「広丘夏まつり」のイベントの一つ「灯籠短歌大会」の入選歌69首を書き、通りに飾る灯籠の製作が7月23日、原新田公民館で行われた。8月3日に街路灯に取り付け、15日まで飾る。
塩尻短歌館職員と同館協力会員の計18人が作業した。市内の塩尻志学館、東京都市大塩尻、田川の3高校の書道部員が入賞歌をしたためた和紙を灯籠の3面に張り、透明なビニールをかぶせて23基を完成させた。
「おぼろ月もうめくられぬ歳時記が父の書棚で静かに眠る」は、大人はじめて(作歌初心者)の部で最優秀賞の武居恵さん(八十二銀行)、「車いすおしてくれたし当活も変わってくれたみんなありがと」は小学4年以下の部で「友だちって素晴らしいで賞」の川村陽人さん(広丘4年)の作品。
9回目の大会には市内外から832首の投稿があり、子ども3部門(小学4年以下、同5~6年、中高生)、大人2部門(経験者、はじめて)の計5部門ごとに最優秀賞や各賞を選んだ。入賞者はまつり当日に表彰する。