大町中1年生が「未来の大町市への提言」 自分の思い発信できる力を

大町市の大町中学校1年生2クラスの国語の授業で、生徒が考えた「未来の大町市への提言」が発表された。国語の「書く」単元と、総合学習で取り組む「大町の魅力発見」を連動させた取り組み。生徒らは市職員の話を聞き、中学生の視点で考えた意見を、聞く人や読む人に分かりやすい文章にした。

国語と総合学習 連動で

7月17日の1組と3組の授業で、生徒1人ずつが300字程度にまとめた文章を、数人の班の中で発表し合った。着眼点や発想が面白かったり、斬新だったりした意見は、クラスの全員に発表した。
提言は、学費の負担が少ないスポーツ強豪校のような特色ある学校を増やしたり、SNSなどを用いる情報発信を工夫したりし、市の知名度アップを狙うものや、▽大型商業施設や競技場を新設▽“推し”のライブを呼ぶために会場周辺に駐車場を整備▽イベント誘致―などでにぎわい創出を目指すものなど。
人口増のために「住民が動画配信やCM出演などで有名になる」「市キャラクターとのコラボグッズで地域の良さを広める」といった、人や資源を生かす意見もあった。

国語科の横手千明講師が昨年度、仮説を立て自分の考えを出す説明文の学びを1年生の授業で扱った際、市内小中学校の再編など身近な話題から「市の人口は今後どうなるか」という問いを提起。生徒は市職員から課題や政策などを聞き、地域の未来を考えた。
本年度も市職員を招いて市の人口ビジョンや対策などを聞き、アイデアを序論、本論、結論の構成で文章にまとめた。空き地を利用する公園造りを提言した1組の小名寿々さん(12)は「大町の未来を考えるいい機会」。
横手さんは「生徒が自分の住む市のことを、真剣に考えているのが実感できた。その思いを発信できる人を育てたい」と話す。提言は今後、市に届ける予定という。