
松本市のマツモトアートセンターギャラリー(大手1)で8月7、8日、一人芝居「Before(ビフォア)boiling(ボイリング)」が上演される。俳優の桑折現(こおりげん)さん(46、富山県=写真右)のために5人の作家、演出家がそれぞれ新作を書き、1作品ごとに4都市を巡る(計20公演)プロジェクトの第2弾だ。
Before─の脚本と演出は、現代アート作家の前田耕平さん=写真左。「自然と人の関係や距離」をテーマに活動し、舞台作品を手がけるのは初めて。前田さんの少年時代の体験を基に、一人の男性が精神的、身体的に変化していくイメージを表現するという。
「物語を俳優が演じる作品とは違うタイプ。『こういう観劇体験もあるのか』と面白がってもらえればうれしい」と桑折さん。
7日午後7時、8日午後2時。両日とも桑折さんと、まつもと市民芸術館芸術監督団の倉田翠さんとのアフタートークがある。前売り一般2500円、25歳以下2千円(当日券はいずれも500円増し)。今回と次回以降の計4作品を鑑賞できるセット券(9千円)も受け付け中。チケット予約と問い合わせは公式ウェブサイト。