
松本山雅FCは8月16日からサンプロアルウィンで行われる3試合で、クラブ創設60周年記念の特別ユニホームを着用する。夏季限定ユニホームは毎年恒例だが、今年はこのユニホームだけに協賛する企業が現れた。
特別ユニホームは、襟付きでエメラルドグリーンが基調。基本的なデザインは通常のユニホームと同じだが、左鎖骨に当たる部分が異なり、育成サポート会員組織の「RAZUSO(ラズーソ)」に代わり「dev(デヴ)」という企業のロゴが入る。
デジタルデータの活用支援などを手がける同社(松本市大手3)は、設立6年目。山雅にとって全く新規のスポンサーになる。
ユニホームに社名が入る企業は、スポンサーの中でも最高位。契約金も相応の額になるが、3試合だけならかなり抑えられる。ユニホームの露出度の高さを活用したい山雅と、同社の利害が一致して契約となった。
きっかけは同社からの、公式ホームページを通じた問い合わせだったという。その協賛を募るページでは山雅の理念とともに、J2でも遜色がないホーム入場者数など、山雅の注目度の高さをデータで強調している。「ファン・サポーターが山雅に価値を加えてくれている」と山雅運営会社営業部の上條功輝さん。
新顔の大口スポンサーの中には、ファン・サポーターへの好印象を明言した企業も。今季から通年でユニホームの右鎖骨部分にロゴが入る台湾のAI関連企業「ベースデータ」のジェームス・ワン代表は昨年、サンアルで観戦し、「とても感動した」という。
日本に進出するのに、激しい競争を強いられる東京や大阪ではなく、地方都市のスポーツを入り口とすることに、独自の可能性を感じているという。
チームが特別ユニホームを着用するのは、16日のFC琉球戦、30日のヴァンラーレ八戸戦、9月13日のアスルクラロ沼津戦。ファン・サポーターの貢献で先端企業のロゴを付け、J2昇格へ正念場の夏を戦う。