わら細工の魅力伝える 作曲家の水垣雪絵さん作品展 松本で10月5、6日

安曇野市を拠点に活動する作曲家で、わら細工作りにも取り組む水垣雪絵さんの作品展「Lah nof,ton?(らーのふとん)」が10月5、6日、松本市大手1のマツモトアートセンターで開かれる。鍋敷きやほうきなどの道具類と併せて、「包む」をテーマにした作品も紹介される。
かつて卵を運ぶために使われたわらの包み「卵つと」や、思い出の品をしまっておく入れ物などを展示予定。取材時に持参した籠には使い方の一例として、水垣さんの子どもが幼少の時に書き、捨てられずに家の壁に貼りっ放しになっていたメモ用紙が入っていた。
「棚にしまい込んだら存在を忘れてしまうかもしれないが、ここに入れておけば、子どもがメモを書いた時の思い出、メモに込められた思い、そこから伝わる温かさなどをずっと感じていられると思って作った」という。
水垣さんは東京都出身。CM音楽や映画音楽などの作曲家として活動し、2017年に安曇野へ移住した。子どもが通う野外保育の米作りがきっかけでわらに興味を持ち、今では自ら育てる無農薬の稲わらで道具を作る。
わら細工作りや地元アーティストとの出会いなどが作曲活動にもいい影響を与えているといい、最近、「水面音藁鳥(ミナモネワラドゥリー)」の屋号を掲げた。
5日午後0時10分から、シンセサイザーと千歯扱(せんばこ)きを使った即興演奏も披露し、展示会場を音楽で包む。「日本のわら文化の魅力や、『包む』ことの良さなどを感じてもらえたら」
5日午前11時~午後6時、6日午後1~6時。問い合わせは今展のディレクションを務めるカフェ「ラウラ」へメール(raulacoffeeandmore@gmail.com)で。