
塩尻市洗馬の福聚(ふくじゅう)寺境内に、里山型樹木葬霊園「メモリアルパーク花の里」が9月、オープンした。墓石を設けず、樹木を墓標として遺骨を埋葬する供養の形で、豊かな自然の中で故人を哀悼し、地球環境にも配慮する新たな取り組みだ。
樹木葬は永代供養墓の一つ。同寺の牧野祥英住職と終活業・メモリアルセレクト(松本市)取締役の前田絵梨花さんが、互いの専門性や知識を持ち寄り構想した。承継者がいない、墓の管理が難しいが、故人は敬いたい─などの声に、時代の変化に即した供養を美しい自然の中でかなえ、植樹による自然保全で環境にも配慮できる形を─と創設した。
里山を背景に桜やモミジなど季節を彩る樹木が育つ環境で、遺骨をさらしの袋に納めて埋葬し、時間経過と共に自然へ返す。購入した区画の所有には期限がなく、個別に埋葬した遺骨は合祀(ごうし)墓には移さない。ペットと一緒の埋葬にも対応。同寺以外の宗教者の出入りもでき、供養や法要の依頼には柔軟に対応する。
敷地は約22アールで、第1期工事で100区画を整備する。問い合わせが多いため既に2期工事にも着手しており、合祀墓も建設する。1人用(10万円)、家族用(75万円、5人まで)などの種類がある。
同社は昨年、松本市出川に「樹木葬ガーデン四季」を開設。アクセスの良い庭園型と今回の里山型で、選択肢を増やした。前田さんは「どんな思いも大切にして寄り添いたい。家族が皆、元気で前向きに考えられるうちにご相談ください」とする。
開園は午前10時~午後4時(電話受け付けは午前9時~午後5時)。見学予約など詳細は公式ホームページへ。℡0120・992・112