
白地の布を切って染めて作るアートフラワーを得意とする洞澤典子さん(64、松本市中山)と仲間4人は10月7日まで、初の合同作品展を安曇野市穂高有明のギャラリーぬく森で開いている。花木の盆栽のように仕立てた約120点が並ぶ。
アートフラワーは、生花に近くするため細部の色の濃淡などに気を配り、高い技術を用いて作った造花のこと。一般的には華やかなものが多いが、洞澤さんらは「身近な草花や山野草が主なテーマ」と言う。
メンバーはいずれも松本市の60~70代。洞澤さんの他、岩下郁美さん、宮沢宏子さん、渡邉明子さん、一之瀬智恵美さんが出した。
5人の制作手順は、まず型紙を作り、白い布に当てて花びらや葉を切り抜く。それを染料に漬け、裏に細いワイヤを貼って立体的にした後、油絵具で細かく濃淡を表現。こてで表情をつけてから形に組み、器に入れて仕上げる。
会場にはドクダミ、ムラサキシキブ、ツクシ、ネジバナなどが小さな器に植えたように入り、野趣満載。寄せ植え風のものが多い。ポピーやポインセチアなど華やかな色の作品も点在する。
あらかじめたくさんの葉や花びらを作り置きするという岩下さんは、「紅葉したブナ林」など大きな作品も展示。「葉の虫食いは、線香で穴を開けて作った」と笑う。
5人は「常にリアリティーを追求している。驚いたり感動したりしてもらえたらうれしい」。
午前10時~午後5時。木曜定休。ぬく森TEL0263・84・4133