こども病院での奉仕活動支援 近くの「カフェ・エンゼル」店内にバザーコーナー

県立こども病院(安曇野市豊科)でのボランティア活動を支援しようと、近くの「カフェ・エンゼル」が店内にバザーコーナーを設けている。常連客らから着なくなった服を募り、1着200円で販売。月に1万円を超える寄付金が集まっている。

年内区切り10万円目標

支援先は、同病院で弁当販売などを行う「ランチテラス」。設立から半年ほどたった今年5月、その活動を知ったカフェの店主笠井昌子さん(72)が「店には病院の患者さんや家族もよく来る。力になりたい」と、寄付金集めのミニバザーを始めた。
常連や近隣から服を持ち寄ってもらい、自分の服も加えて、店の入り口付近に陳列コーナーをつくった。代金入れとして「ぼきんばこ」を並べた。カフェの飲食代のお釣りを入れていく客もいるという。
ランチテラスの小畠千奈都(ちなつ)代表は「リユース品から縁がつながり、いただく支援に地域の力を感じる。エンゼルさんに刺激されて支援を始めてくれたところもあり、その意味でもありがたい」と話す。
バザーコーナーは今年いっぱいで、総額10万円の寄付が目標。初めより集まるペースは鈍っているといい、「盛り返したい」と笠井さん。バザーを見るだけの来店も可。同TEL0263・72・3070