松本「ケア集団ハートビート」20周年 生老病死を考える講演会 10月13日

生活する上で、さまざまな困難がある人に生老病死のトータルケアを提供しようと活動する松本市の市民団体「ケア集団ハートビート」は10月13日、発足20周年記念講演会「いのちのカンファレンス」をMウイング(中央1)で開く。
前半は基調講演で、訪問診療クリニック樹(いつき)(蟻ケ崎5)所長の瀬角英樹医師が「自分らしく生きて死ぬ街へ」、松本看護大教授で子どもを亡くした親の会「たんぽぽの会」(同市)代表の山下恵子さんが「グリーフ・涙は種」と題して話す。
後半は「看取(みと)りと死別を支え合い・未来へ」をテーマにしたパネルトーク。瀬角医師、峠茶屋訪問看護ステーション(刈谷原町)管理者の江森けさ子さん、ケア集団|代表で東昌寺(白板1)の飯島惠道住職(62)らが登壇する。
音楽のサプライズ企画も用意しているという。
ケア集団─は2005年、飯島住職が立ち上げた。翌年から読書会、講演会、ワークショップなどを行っている。飯島住職は「地道な活動だが、深い悲しみを抱える人に少しずつ寄り添うことができた実感がある。一つの節目としてこれまでの活動を振り返り、今後どう進むかを考えていきたい」と話している。
午後4時~6時半。参加無料。申し込み不要。