上高地ホテル白樺荘 来年のカレンダー発売 宮下さん撮影の四季折々

上高地ホテル白樺荘(松本市)は、2026年のカレンダーを発売した。上高地の四季折々の風景などの写真は、山形村のカメラマン宮下秀仁さん(58)が担当して4年目。表紙を含む10点を、昨年から今年にかけて撮った150点から選んだという。
縦61センチ、横36センチ。上高地のオンシーズン(5~10月)は月めくり、オフシーズンは2カ月ごと。「上高地のクマタカ」(8月)は「大正池で撮影していたら、見える所に止まった。周りで20人ほどが撮影していたが、誰も気づかなかった」と宮下さん。自身が上高地で猛禽(もうきん)類を見たのは初めてという。
表紙の「冬の穂高連峰と大正池夜明け」は今年3月に撮影。「暗いうちから朝焼けを待ったがあまり焼けず、逆に寒い雰囲気をとらえることができた」
宮下さんは、自分の思い通りの色合いを、カレンダーで表現してもらっているとし、「作品として出来上がっている。ありがたい」と話す。
1200部を製作。2千円。同ホテルの売店やオンラインショップ、レストランル・ブラン(松本市深志3)で販売している。本社TEL0263・32・2311