大町中園芸部が栽培した小麦で菓子 10月12日「小麦まつり」で販売

大町市の大町中学校部活動「園芸部」(29人)は、農薬を使わずに自分たちで栽培した小麦の全粒粉を使ったブロック状の焼き菓子「ヘルシーメイト」を、地域の菓子店と共同で開発した。10月12日午前10時~午後1時にサン・アルプス大町(同市大町)で開く「小麦まつり」で初めて販売する。
全粒粉を使うため栄養価が高く、軽い食感で甘みがあるのが特長。味はプレーン、チョコ、抹茶の3種類ある。1袋6個(チョコと抹茶は5個)入りで300円。12日は計140袋を販売する。
部員が考案し、商品コンセプトを「運動部の頑張る仲間に食べてほしい」に設定。半年ほどかけて安曇野市豊科の「azuminoMARL(あずみのまーる)」と共同で開発した。
園芸部は学校に隣接する農地で、市社会福祉協議会の就労継続支援事業所の利用者と小麦を栽培。小麦粉を地域の店に買い取ってもらい、作った菓子やパンなどを販売しようと、社協と、大北地域や安曇野市の月替わり会場で開く催し「はれとけマーケット」の主催者らと小麦まつりを企画した。