【マツモトグッドライフアクション】#09 上高地ホテル白樺荘専務取締役/レストラン ル・ブラン店長・鳥居清美さん

〝大自然の恵み 自然体で暮らせる街〟

―今の松本の街、変化などをどう感じていますか?
井上百貨店がなくなったことは大きな変化でした。半面、古民家などを使いながら若い人が経営する小さなお店が増えています。個人店を続けることは難しいと思いますが、アイデアを出して頑張っている姿が素晴らしい。個人店巡りは地元の人も観光客も楽しめ、刺激を受けるのではないでしょうか。

―移住する方にとってどんな魅力のある街だと思いますか?
お城があり山が見えるコンパクトシティーで、徒歩や自転車で回れるので生活がしやすい街です。近くに大自然や温泉もあり気軽にアウトドアが楽しめ、産直で季節のおいしい物も食べられる。ささやかですが自然体で暮らせる街、というのが魅力だと思います。
マンションも増えているので、若い家族も高齢になった方も、年代に合わせた暮らし方を選択できるようになりました。転勤族や移住者が多く、学校や病院なども多いので暮らしやすいと思います。

―松本に暮らす人にとってル・ブランはどういう場所でありたいですか?
98年前、上高地の山小屋として白樺荘が始まりました。ル・ブランは1989年開店、2004年から現在の場所で営業しています。
コロナ後の久々の集いで、仲間と一緒に食事をする楽しさを再認識しました。おいしい料理を提供するだけでなく、人との関わりや触れ合いを大切にした、人が集う店でありたいです。「あり続けること」「次の世代にもつなげていくこと」を大切に考えています。また、自然の楽しみ方や松本、上高地の魅力をずっと発信していきたいと思っています。

【プロフィル】鳥居清美さん 東京都生まれ。27歳で結婚を機に松本に移住。家業の宿泊業、飲食業の他、松本おかみさん会や松本商工会議所女性部でも活動する。


▶マツモトグッドライフアクションとは・・・穴吹工務店・野村不動産・NTT都市開発が共同で手がける松本駅前の大規模マンションプロジェクト実施にあたり、松本の街をこよなく愛する様々な方を紹介し、松本の魅力を発信する連載コーナーです。マンションプロジェクトの詳細は=「ザ・レジデンス松本深志」ウェブサイト=から。