
松本山雅FCは10月26日のカマタマーレ讃岐戦で、鉄骨部材の落下で使用停止となったサンプロアルウィン(松本市神林)の代わりに、初めて長野Uスタジアム(長野市)をホーム戦の会場として使う。運営サイドは「百点満点とはいかないかもしれないが、楽しんでもらえれば」と、サンアルに準じた開催を目指している。
週明けの20日、山雅の運営会社の電話回線が話し中で一時ふさがった。「観戦についての問い合わせがひっきりなしで、メールも殺到している。それだけ関心を持たれている」と広報担当者。
今回山雅のファン・サポーターに割り当てられるのは、普段はAC長野パルセイロのサポーターが陣取るエリア。例えばゴール裏は信州ダービーと入れ替わり、2階席がある北側になる。
クラブはJR篠ノ井駅から無料シャトルバスを運行し、スタジアムではグルメやグッズの販売もする。
試合運営を手伝うボランティア組織「チームバモス」も、いつも通りの活動を目指す。クラブが手配するバスなどで50人ほどがUスタ入りする予定。緊急事態に力を貸したいと、久しぶりに参加するメンバーが目立つという。
初めて運営する会場での業務には、AC長野の試合を担当する業者に協力してもらう。AC長野のボランティアを兼ねる人もいるという。
チームバモスの募集などを行う山雅後援会の風間敏行専務理事は「ぶっつけ本番だが、うちの試合をほかに任せるわけにいかない。観戦に来る方は、クラブが発信する情報を正確にキャッチして来てほしい」と呼びかける。