県内外の風景描いた油彩 松本で渡辺政雄さん作品展10月24~29日

松本市の画家、渡辺政雄さん(72、神林)の作品展が10月24~29日、「ガーデン&ギャラリー風雅」(両島)で開かれる。県内外の風景や古い建造物などを水彩でスケッチし、それを基に油彩で描いた約40点を展示する。
「霧の林道」は紅葉の秋、霧に包まれた幻想的な世界を表現。F20号の「ドームのある街」は、屋上ドームがシンボルの神奈川県立歴史博物館(横浜市)を存在感たっぷりに描いた。ほかに霧ケ峰高原のニッコウキスゲや野バラなど、田園風景の作品もある。
渡辺さんは14歳から独学で油絵を始め、定年後に初個展を開いて以来、県内外で30回催した。「その場所の雰囲気や感情のまま色を取り、描くことを大切にしている。普段目にする何げない風景にも、美しさがあることを気づいてもらう場になれば」と話している。
午前10時~午後5時(最終日は3時)。入場無料。風雅TEL0263・25・8544