
小谷村の「おたりわらじ愛好会」は11月8日、わらじを作るワークショップと、それを履いて周辺を走ったり歩いたりする催し「信州おたりわらじでとぶ」を、同村の中土観光交流センターやまつばきで開く。わらやわら細工に親しみ、村の里山の自然に触れてほしいと初企画。1日まで、先着順で参加者を募集している。
午前8時半から、職人の指導で自分の足のサイズに合ったわらじを手作り。約3時間で両足分を作るが、時間内に完成しない場合は、完成品を片足分から購入できる。
11時半からは、「とぶ」。方言で「走る」の意で、足袋や軍足、靴などの上からわらじを履き、会場脇を流れる中谷川の河川敷など計約2キロのコースを走る(歩いても可)。昼食は、地元の女性たちが地域で取れた新米や野菜で作った料理を味わう。
愛好会は、わらで編んだ猫のねぐら「猫つぐら」の職人を目指す「おたり猫つぐらの会」の有志で構成する。メンバーの木村敏子さん(64、中土)は「手仕事の楽しさと、作ったものの使い心地を体感してほしい」。
参加費は中学生以上五千円。申し込みは専用フォームか、木村さんへ電話(090・7028・1714)またはショートメッセージで。