
秋の深まりとともに、各地の農産物直売所に並ぶ地場ものが充実してきている。
山形村にあるJA松本ハイランド農産物直売所「ファーマーズガーデンやまがた」の店頭には、白菜や大根、白ネギ、キャベツなど鍋物に欠かせない野菜類がずらり。ゴボウやサツマイモも人気を集めている。ナガイモや漬け物用大根などが並ぶのは、11月に入ってから。
果物の売り場を見ると、ブドウは終盤。和ナシは日持ちがする晩成種の南水が並び、洋ナシのラ・フランスもおいしい時季を迎えた。リンゴは、県独自開発の3品種「りんご三兄弟」の三男・シナノゴールドが出回り始め、サンふじやぐんま名月は、来月に入って登場という。秋の味覚の柿も入荷している。
このほか落花生やクルミ、カリンといった、少量だが季節を感じさせる品との出合いも楽しい。食卓の主役の新米も、鍋物と一緒に味わいたい。
同直売所の菊池直樹店長(56)は「鍋物においしい野菜など、売り場の品ぞろえも秋らしくなってきた」と話す。同直売所TEL0263・98・5231
同直売所と同JAの新鮮市場ききょう(塩尻市広丘郷原)では11月1日午前9時半から、生産者が旬の地元産セロリの対面販売などをする販売会を行う。
JA直売所でキャンペーン
全国農業協同組合中央会(JA全中)は11月30日まで、全国のJA直売所に2回以上来店して応募すると、全国各地の農畜産物や加工品が抽選で当たる「実りの秋!国産国消JA直売所キャンペーン2025」を実施している。参加方法などの詳細は特設サイトから。