
塩尻市丘中学校(広丘野村)の1980(昭和55)年度の卒業生が10月12日、初の同窓会を中信会館(大門一番町)で開いた。多くの人が還暦を迎える節目の年に、82人が懐かしい顔と再会。旧交を温めた。
歓談を楽しみながら、六つあったクラスごとに記念撮影をしたり、修学旅行時の写真などをまとめたスライドショーを観賞したり。校歌斉唱では当時の音楽教師を映し、今も語り草になっているというユニークな教え方を再現。会場が笑いに包まれた。
同窓会実行委員長の北澤健一さん(60、東京都)は「皆、見た目は変わっても、話すとあの頃の空気感がよみがえった。これを機に交流を深めたい」。
母校の発展などに役立ててほしいと、集めた会費の一部の10万円を同市に寄付し、会に招いた百瀬敬市長に北澤さんが手渡した。