
松本市の中学年代サッカークラブチーム「フォルツァ松本JY(ジュニアユース)」が、3~10月に行われた高円宮杯U─15(15歳以下)県トップリーグ1部で優勝した。11月1日に開幕する北信越リーグ入れ替え戦を兼ねた全日本選手権北信越大会(新潟県など)に臨み、初昇格を目指す。
今季の県1部リーグは、昨季の2~8位と2部から昇格した3チームの計10チームが出場。総当たり2回戦し、勝ち点の合計で順位を決めた。フォルツァは13勝3敗2分けの勝ち点41で、2位の松本山雅FC上伊那に6差をつけた。
チームは3年生が主体で、中村優一監督(46)は「ドリブルに特化した練習と試合運びで、個人技を磨いたことの積み重ねの成果」と勝因を分析。県外強豪チームや高校生らとの積極的な対戦経験も生きたという。
総得点67のうち42点を決めたフォワードの山口泰成選手(15、信明3年)は「どの試合も、自分たちの足元の技術を発揮できた。個人ではリーグ戦後半から冷静にコースを意識してシュートの精度が上がった」と振り返った。
北信越大会に向けて髙橋蓮太朗主将(14、丸ノ内3年)は「ボールを大事にする(簡単に奪われない)のがチームの強み。磨いた個人の技術を発揮して昇格を果たしたい」と意気込む。
フォルツァは、新潟県1部1位と富山県同2位の勝者と3日に対戦し、勝てば来年の北信越リーグ昇格が決まる。