山形の子ども会育成会「チャレンジ広場」100人が火おこしや宝探し

山形村子ども会育成会(佐野学会長)は10月9日、「小学生集まれチャレンジ広場だヨ!全員集合2025」を鷹の窪自然公園で開いた。山形小学校の児童と保護者やきょうだいなど約100人が参加。火おこしや魚つかみ取り、宝探しなどの「チャレンジ」を楽しんだ。
火おこしをして飯ごうでご飯を炊いたり、つかみ取りをしたヤマメをさばいて串に刺して炭焼きにしたり。昨年までグループで行っていた火おこしなどは「みんなが責任を持てるように」と1人でのチャレンジを予定していたが、想定以上の参加のために2、3人で実施した。一方の宝探しはチーム戦。園内に隠された封筒を探してクイズに答え、熊よけの鈴をバトン代わりに次の人へ渡すリレー形式で挑戦した。
宝探しで「不安そうだったから」と小さい子に付き添い、自分の番も含めて何往復もしていた伊藤暖都(はると)さん(5年)は「初めてやったことばかり。初めは失敗したけど、大人の人に教わってうまくできて楽しかった」と笑顔で話した。
同広場は毎年育成会が主催。高学年から募った「ジュニアリーダー」が中心になって企画や運営を担い、その姿を見た下級生へ自然と引き継がれてきていた。しかし本年度は希望者不在で「コロナ禍での中断が響いている」と佐野会長(53)。それでも今回ジュニアリーダー経験者の高校生や社会人のボランティア参加もあり「子どもたちに楽しい経験をしてもらい、ここから新たに続くサイクルができれば」と願っていた。