
松本市中央4の日の出町通りにある信州薬祖神社で10月19日、例大祭が開かれた。修繕を終えたばかりの井戸のお披露目もあり、参列した関係者に笑顔が広がった。
同神社は松本薬業会館の敷地内にあり、薬業界の発展と市民の健康を祈念して「薬の神様」をまつっているほか、井戸「日の出の泉薬祖水」があり、長年地域に親しまれている。
湧き水の激減と木製ちょうず鉢の老朽化を受け、神社を守る「信州薬祖神社奉賛会」が3年前から対処方法を検討し始め、昨年、修繕に着手。例大祭の前に完成した。
地下17メートルまで井戸を掘り進め、毎分250リットルの豊富な湧き水が復活。ちょうず鉢は石製にし、衛生面や耐久性が格段に向上した。
奉賛会の長﨑昭夫会長は「市民にどんどん利用してほしい」と顔をほころばせた。