
高校生の留学を支援する公益財団法人AFS日本協会長野南信支部は10月19日、留学生として8月にノルウェーとスロバキアから松本、諏訪地方に来た高校生2人の歓迎会を松本市本郷公民館で開いた。ホストファミリーや支部スタッフら25人が参加。そば打ち体験を通して交流を深めた。
活動継続へホストファミリー募る
歓迎を受けたのは松本県ケ丘高校で学ぶアヤ・ベナリさん(18、ノルウェー)と、諏訪清陵高校で学ぶアナ・レハコバさん(16、スロバキア)。この他、3月にスイスとコスタリカから県内に来た高校生2人と、東京の高校で学ぶアイスランドとフィンランドの2人も参加した。
そば打ちは、同公民館でそば打ち教室を開き、ホストファミリーの経験もある赤羽昌昭さんが解説、指導。留学生たちは「そば打ちに段位があるなんて」「そば湯って何」など、目をきらきらさせながら赤羽さんの手さばきに見入り、自分で全工程をやり遂げた。
ベナリさんは「そば打ちの全部が楽しかった」と大満足の様子。大好きな日本のアニメや、関心を寄せる江戸時代の武士や文化、カラオケなどさまざまな話題で参加者と話を弾ませていた。
同支部は中南信地方の留学を支援。長坂菜摘子支部長(飯田市)は「異国の文化や考え方に触れると視野が広がり、いろんな人に対して寛容になる。ホストファミリーの確保が課題だが、平和につながる活動なので続けていきたい」と話した。
ホストファミリーは随時募っている。問い合わせは同支部へメール(info-nanshin@afs.or.jp)で。