
安曇野市と池田町、松川村のギャラリーや工房などが手作り作品を展示したり、販売したりする催し「安曇野スタイル」が、20回目を迎える。今年は11月1~3日、3市町村の計76カ所で開催。節目を記念し、参加者有志が10月31日と期間中、これまでのパンフレットの表紙を拡大し、市穂高交流学習センターみらいに展示する。
安曇野スタイルは2004年、「安曇野の良さを発信しよう」と穂高町(当時)の30~50代の女性6人で任意団体「安曇野スタイルネットワーク」を結成したのが始まり。地域のクラフト作家などに呼びかけ、翌05年には89カ所が参加。地図入りのパンフレットを手に工房や店舗を巡る形が出来上がった。
表紙の展示を計画したのは、参加者の一部でつくる「安曇野スタイルを盛り上げ隊」(7人)。9月、創設者の1人、木工作家の野中由紀子さん(68)を中心に結成した。
表紙は、初回が白地に濃い茶色で木々をデザインしたコラージュ作品。今年のものは、魚をくわえて都会を脱出しようとする黒猫を描いたシルクスクリーンが基となっている。
野中さんは「運営スタイルなど、少しずつ形を変えながらも今まで持続してきた。流れを知ってほしい」と話す。
表紙の展示を含め、半数以上の参加工房などが、前日の10月31日にプレ企画を予定する。詳細はホームページ(「安曇野スタイル」で検索)参照。