
「趣味がない、何をしたらいいか分からない」。そんな人たちも気軽に参加できて新たな発見ができる、何かを始める出発点にできるイベントを開きたい─。11月9日に松本市のやまびこドーム近くの信州スカイパーク東管理棟で開かれる「新しい趣味見つけよう森の芽フェスタ」は、そんな思いから企画されたという。発案者に聞いた。
「忙しい日々の中で、夢中になれることを探すのは難しい。趣味や仲間に出会えたら、日常はもっと彩り豊かになるはず」。こう語るのは、つまみ細工作家suzunoとして活動する鳴海しなのさん(44、塩尻市広丘原新田)。マルシェなどに参加すると、ママや家族連れが対象のイベントが多く、「男性や、子どもがいない女性には参加しにくいという声を聞いた」ことがきっかけという。
知人の笹本八重さん(46、松本市宮渕)と百瀬春香さん(34、同市石芝)に声をかけ、実行委員会をつくり動き始めた。イベント名は、新たな出会いや趣味が芽になり、大きく育つようにと願って「森の芽」と付けた。
当日は、手仕事から体を動かすものまで15団体が参加。キッチンカーも出る。午前10時~午後4時。
東管理棟内は、クリスマスから正月まで楽しめる「しめ縄」(午前10時と午後1時半から)やレザークラフト、刺しゅうなど10種類の手仕事のワークショップと販売。ハンドエステやポイントメークなどのブースも出る。
管理棟前の芝生の広場では、ピラティスやクロスフィットトレーニングを体験できる。午前11時からは「タヒチアンダンス体験会とショー」も。
「夢中になれるものがあると毎日が充実する。フェスタを通じて、いろいろな人の居場所をつくりたい」と鳴海さん。「一人でも男性も家族連れも楽しめます。気軽に来て新たな発見をしてほしい」
フェスタの詳細はインスタグラムから。