
11月末までスタンプラリーも開催
書店員や出版社担当者の薦める本を紹介する「信州IPPIN文庫」フェアが県内の書店で開かれている。読書の秋に合わせた恒例のイベント。今年もスタンプラリーを行い、最高3万円分の図書カードが贈られる。
「長野トーハン会」に加盟する18店舗が参加。14回目の今年は、「国宝」「火喰鳥(ひくいどり)を、喰う」など話題映画の原作や、松本市出身のジャーナリスト池上彰さんによる戦争を考える本、落語家の故桂歌丸さんの釣りの本などが並ぶ。
店頭では、本と共に推薦者の紹介文を添える。11月公開の映画「君の顔では泣けない」の原作である同名小説を推薦した興文堂平田店(松本市平田東2)の降籏いち子さん(62)は、「体が入れ替わった男女の物語で、互いを思いやる若者2人を応援しながら読んだ」と話す。
スタンプラリーは購入1冊につきスタンプ1個。2個以下で500円分、17個以下で2千円分の図書カードが抽選で当たり、全18店舗を回ると先着3人に3万円分が贈られる。
11月末まで。中信地方の参加店は、興文堂平田店、ブックスマルナカ、水琴堂、大成堂(以上松本市)、興文堂、中島書店高原通り店(以上塩尻市)、ブックガーデンYAMAJI(木曽町)、興文堂アイシティ店(山形村)。