豪生まれのリンゴ「日本ピンクレディー協会」松本で設立20周年式典

小玉で甘酸っぱい、オーストラリア生まれのリンゴ「ピンクレディー」の生産者でつくる合同会社「日本ピンクレディー協会」(安曇野市)は3月1日、協会設立20周年記念式典を松本市内で開いた。生産者をはじめ、普及と発展に携わる国内外の約80人が参加。親睦を深めながら、ピンクレディーの可能性を再確認した。
ピンクレディーは、オーストラリアの商標権者「アップル・アンド・ペア・オーストラリア・リミテッド」(APAL)とライセンス契約を結んだ生産者のみ栽培できる「クラブ制」のリンゴ。
同協会は2006(平成18)年、代表を務める中村隆宣さん(安曇野市三郷温)が県内のリンゴ農家に呼びかけて発足。当初9人だった会員は現在49人に増え、年間収穫量も235㌧に達している。
式典には生産者の他、APAL関係者、ファン、包装デザイナー、JA、貿易会社などが集結。協会の歴史を振り返ったり、ピンクレディーの魅力の分析に耳を傾けたりした。
APALグローバルゼネラルマネジャーのジェイソン・モーリスさんは「日本の品質、信頼、細部へのこだわりを重視する価値観はブランドにとって非常に重要。日本はピンクレディーの将来を考える上でとても大切な市場だ」と期待。生産者は「昨今の厳しい気候変動にもかかわらず、良品率や着色などがよく、作っていて楽しいリンゴ」「30、40代の後継者が次々と生まれている」などと話した。
中村さんは「この20年で多くのファンを獲得してきた。今後も品質を維持しながら作り続けていくことが大事」と表情を引き締めた。