手描き友禅染作家・古根香さん作品展 安曇野で3月17日まで

安曇野市の手描き友禅染作家・古根香さん(52、明科光)は3月17日まで、「カタチを彩る…つぶやき」と題した作品展を、同市のギャラリーぬく森(穂高有明)で開いている。以前制作した作品の部分部分を切り取り、友禅染の仕上げに使う金線(金色の線)や、絵の具で模様を描き足して新たな「染額」作品にした5点や、大作1点などが並ぶ。
新作5点の基となったのは、炎を題材にした第55回日本現代工芸美術展(2016年)の入選作。「久しぶりに眺めてみると、部分部分から新たなイメージが湧いてきた。それぞれが何かをつぶやいているようだった」と取り組んだ理由を話す。
濃い寒色と白で構成した部分には、金線を入れたり、アクリル絵の具で細かい模様を加えたりし、「つぶやきのカタチ」と題した作品に生まれ変わらせた。
優しい香りを感じたという炎の中の淡いピンクや黄色の部分には、金線で花を描き込んで「fragrance」と題を付けた。
大作は、「夜に堕ちる」と題した作品で、昨年の日本現代工芸美術展の入選作。
他に、染めた布にオーガンジー(薄く透けて張りのある織り布)を重ねて独特の味わいを出したミニ額、ふくさ、ブローチなどもある。
午前10時~午後5時。木曜休み。ぬく森TEL0263・84・4133