
Q 食事中もスマホ・デジタル漬けの子どもたち。止めさせても会話が続かないです。時々、こんなふうでいいのかと悩みます。(中学2年、小学6年の親)
家族で同じ番組見てみては
A 最近、レストランで家族や友人同士が集まっても、みんなが下を向いてスマホに夢中…そんな光景をよく見かけます。「ウチはウチ」と割り切ればいいのかもしれませんが、「このままでいいのかな」と悩む保護者がいると聞くと、ちょっとうれしくなりました。
子どもが夢中になること自体は悪いことではありません。ただ、ゲームや動画ばかりに偏ってしまい、目の前の人との会話が消えてしまうのはもったいない。そこで100歩譲っての提案です。「どうせ見るなら、みんなで大画面!」
昔は「食事中はテレビを消そう」とよく言われましたよね。でも今はテレビよりもスマホが団らんの邪魔をしています。しかも一人一人別々に。だったら逆に「週に一度、家族でニュースや番組を見ながらご飯を食べる」ことを試してみるのはどうでしょう。食卓に集まるだけで同じ画面を共有できますし、ニュースや番組からは自分では選ばない情報が飛び込んできます。
「どう思う?」「私はこう感じたよ」と会話を交わせば、子どもの意識が変わるかも。クイズやドラマも選び方次第で立派な話題の種になります(凄惨なニュースは年齢によって避けた方がいいです)。
私の塾でも、新聞をめくったり記事を写したり、ニュースを授業に取り入れています。すると子どもたちは「もっと知りたい!」と目を輝かせるんです。やっぱり人は本来、学びたい生き物なんだなあと実感します。
家族は社会の一番小さな単位。まずは親御さん自身がスマホを脇に置いて、「一緒に社会に触れる時間」をつくってみてください。きっと子どもの意外な一面が見えたり、ちょっとだけ世界が広がる会話も生まれたりするはずです。
(小島亜矢子 一般社団法人こどものみらい舎代表)