
大町市大町の酒蔵「市野屋」で2月23~27日、アラブ首長国連邦のドバイ在住のイタリア人、ジョバンニ・デぺルゴラさん(50)と妻テリーさん(50)が、「酒ソムリエ上級」取得のための研修をした。
「酒ソムリエ」は、海外での日本酒の普及活動などを行う「酒ソムリエ協会」(本部・英国)が認定する資格。ドバイでバーテンダー講座などを開く2人は、既に酒ソムリエ資格を取得しており、上級の取得に必要な日本の酒蔵での研修に臨んだ。
研修は、夜中の作業を含む同社の酒造りの一連の工程を見学したり、杜氏や蔵人と一緒に作業を体験したり。酒米を栽培する農家から話を聞き、地元の料理と日本酒の組み合わせを楽しむ時間もあった。
酒ソムリエ資格取得コースの指導者でもあるジョバンニさんは、「五感を使い細部までこだわり、経験や知識が求められる、大変だが芸術的な仕事」と感想を話し、「生徒たちと酒蔵を訪れ、現場を見てもらうツアーもできたら」などと意欲も口にした。
同社の杜氏・大塚真帆さん(51)は「教本からだけでなく、現場を肌で感じて日本酒を理解した人が、魅力を世界に広めてくれるのはありがたい」と話した。