【ガンズリポート】ホームに響く声が後押し―帰ってきたサンアルで札幌に3-0の快勝

次節14日 信州ダービー

松本山雅FC(J3)は3月7日、明治安田J2・J3百年構想リーグ5節で北海道コンサドーレ札幌(J2)に3―0で快勝し、昨年9月28日以来となったサンプロアルウィンでの試合を白星で飾った。開幕から続いたJ2勢との5試合を2勝3敗で終え、14日はアウェーでAC長野パルセイロとの「信州ダービー」に臨む。
この日の入場者は1万1162人。1万人を超えたのは昨年8月16日のFC琉球戦(1万1001人)以来で、ホーム開幕戦では2022年のJ3降格以降で初めて。およそ半年ぶりにサンアルで応援できる喜びと、新チームへの期待がスタジアムを満たした。
在籍7年目のMF村越凱光は「熱狂が奮い立たせてくれる。背中がヒリヒリした」。久々の感覚に高ぶったという。新加入で主将を務めるMF深澤佑太も「ホームだなと。声援が力強かった」。
後押しを受けたチームは、今季の特徴である守備の積極性に拍車がかかった。最前線でボールを追ったFW加藤拓己がCKから先制。1―0で折り返した後半も足を止めず、「走り負けないことはチームとして体現できた」とボランチの深澤。近くでバランスを取り続けたMF安永玲央も「練習でタフにやってるので」と、今季初のフル出場にも涼しい顔。格上に最後まで主導権を渡さず、今季初の無失点で締めた。
終了の笛の直後、ファン・サポーターが選んだ応援歌は「♪誰にも好きにはさせはしない ここはオレたちのアルウィンだから」。昨年9月13日以来のサンアルでの白星を喜んだ。
指揮官としてホーム初陣を飾った石﨑信弘監督だが、会見では表情を引き締めた。「ホームで勝って一番気を付けなればいけないのは、ほっとしてしまうこと。信州ダービーはアウェーであろうと勝たなければならない。強い気持ちで1週間トレーニングする」
山雅はJリーグ戦のアウェーのダービーで勝ったことがない(2分け2敗)。当日に68歳になる新監督に導かれ、今季のスローガン「サイコウ」(再興)を象徴する白星を目指す。