塩尻に移住し1年 写真家として活動本格化 中国出身ユズキさん

中国出身のYuzuki Jiashan(本名チェン・ジャアシャン)さん(31)は、塩尻市に移住して4月で1年。アジア各地で3年間、ノマド(遊牧民)のように特定の職場を持たずに働く生活をし、立ち寄った塩尻が気に入り定住した。写真家として今夏に市内でアートイベントを企画するなど、活動を本格化させる。
広東省生まれ。大学卒業後に海外に興味を持ち、初めての渡航先がインターン(就業体験)で訪れた日本だった。その後母国で数年働き、中国向けの動画を投稿するなどしていた菅澤誠士さん(34)と2022年に結婚したのを機に、ノマド生活を開始。モンゴルやネパールなど12カ国を巡り、動画を撮影して発信した。
昨年4月、菅澤さんが以前、同市贄川のシェアハウスに住んでいた縁で初めて塩尻に。ノマド生活で心身とも疲れていたユズキさんは、少しだけ滞在するつもりが自然や住民の温かさ、居心地の良さなどに心をつかまれ、定住を決意。夫婦でシェアハウスに住み、映像撮影や編集などの仕事を始めた。
ユズキさんはアジア各地で撮りためた写真を「どこか懐かしく素朴な風景を、多くの人に見てほしい」と考えるように。昨秋に同市木曽平沢で初の写真展を開き、2回目を今月25日まで長野市で開催中。6月に木曽平沢で音楽と服飾デザイン、写真の合同展示会を計画している。
「こんな展開は夢にも思っていなかった」とユズキさん。「塩尻はようやくたどり着いた安らぎの場所で、新しい旅の続き。ゆくゆくはここで撮った写真も形にしていきたい」。活動はインスタグラム(@yuzuki_cn)で発信している。