美肌効果食材でハンバーガー革命 安曇野の専門店と松本の分子栄養学カウンセラー開発

「親しみやすく」「手軽」でありながら、「高カロリー」「栄養バランスが悪い」などマイナスイメージもあるハンバーガー。もっと健康的に、罪悪感なく食べられるものを作ろうと、安曇野市豊科南穂高の専門店「American Diner B―Pono」と、分子栄養学カウンセラー、たしまえみこさん(41、松本市里山辺)が協力して新商品を開発した。
名付けて「美肌グロウバーガー」。コラーゲン材料となる栄養、抗酸化作用を意識した食材を選び、発酵の力も取り入れた。バンズは米粉がメイン。「ウェルビーイング」シリーズの第1弾で、今後も腸活、夏バテ防止といった食品を考えていく。食、健康、美をテーマに、ハンバーガー改革の挑戦が始まった。

良質タンパクや抗酸化成分など

美肌グロウバーガーには、牛肉100%のパティが入る。良質なタンパク質、鉄、レモンのビタミンCを合わせると、肌の弾力を保つ繊維状のタンパク質・コラーゲンを作る材料になる。
加えて信州サーモンは抗酸化成分のアスタキサンチンを含み、紫外線、加齢のダメージが気になる肌に。βカロテンなどを含む有機ホウレンソウはくすみが気になる肌に、赤キャベツのマリネのビネガーは消化を助ける。塩こうじは腸内環境の改善効果、タンパク質の消化補助―。どれも美肌につながる食材を選んでいる。
開発したのは、American Diner B-Ponoのオーナー横山智博さん(48)と、たしまえみこさん。異業種交流会で出会い、「おいしいだけでなく体にいいものを提供したい」と意気投合した。
健康と美を意識した「ウェルビーイング」シリーズ初のメニューとして、昨年11月から開発をスタート。腸活など複数のアイデアが出る中、今回は美肌をターゲットにした。「一般的なハンバーガーで使う材料を参考に、美肌に効果的なものを組み合わせた」とたしまさん。
そのアイデアを横山さんが形にした。「塩こうじをベースにしたソース、米粉をメインにしたオリジナルのバンズなど、どこを取っても美肌を意識している。味のバランス、素材の相性を考え、作るのは楽しい」

苦手な食べ物 衝撃受けて一転

横山さんはもともとハンバーガーは苦手だったが、働いていた飲食店のまかないで出された物に衝撃を受けた。「多くの人においしさ、魅力を知ってもらいたい」と2023年4月、同店を安曇野市にオープン。現在は松本、塩尻市と計3店舗で、「自信を持って食べてもらえる」商品を追求している。
美肌グロウバーガーは時期をずらして松本、塩尻の店でも提供する予定。近くリゾナーレ八ケ岳(山梨県北杜市)にオープンする店でも出すという。今後はシーズンごとに新しいメニューを開発。10種ほどストックができれば、ファストフード、ジャンクフードではない、健康や美を意識したハンバーガー専門店開店も視野に入れる。
たしまさんは「あっさりしていて、味のバランスがいい。ポジティブになれるハンバーガー。安心して食べられます」。横山さんは「手軽に体にいい食に出合える飲食店が増えたらいい。おいしいと体にいいは両立できる。身近なハンバーガーをきっかけに、関心を持ってもらえたら。固定概念を変えてほしい」などと話している。
店内飲食は1738円(サラダ付き)、テイクアウトは1706円。午前11時半~午後10時。不定休(水曜日はランチのみ)。TEL0263・88・5881