
そば打ちにつゆ作りも
部活動の地域移行を機に、松本市、山形村、朝日村の生徒が通う鉢盛中学校区で昨年4月に発足した「鉢盛そばクラブ」で、同校の2年生4人が活動し、腕を上げている。月に2回、松本市今井の「蕎麦道場 大瀬庵」でそば打ちを習い、近隣の3店舗が協力。3月25日は春休み特別講座を「朝日そば ふじもり」(朝日村西洗馬)で開き、同店こだわりのそばつゆ作りを学んだ。
この日は同クラブ代表の櫻井くみ子さん(49)ら講師8人も参加した。店主の藤森俊樹さん(52)に、かつお節の本枯れ節を触らせてもらい、削りたてのかつお節を味見。大きな寸胴鍋でだしを取りながら温度や時間を計ったり、しょうゆや砂糖などで仕込んで1月以上寝かした「返し」とだしの分量の割合を計算したりといった手順を聞きながらじっくり見学し、そばを試食した。原緋菜乃さん(13、山形村小坂)は「昆布の種類によってだしの味が違うことを初めて知った」と話していた。
藤森さんは「若い人に技術を継承したいし、なりたい職業になってほしい」との思いから、そば打ち以外の面で協力をしているといい、石臼でそば粉をひき、そばがきを作る特別講座を昨夏にも開いた。
発足から1年たち、櫻井さんは「初めは中学生に理解してもらえるか不安だったが、みんなのみ込みが早くて上手になった」と話し、古畑幸来さん(13、松本市今井)は「うまく打てると楽しい」と笑顔。4人とも秋の段位認定会で初段取得を目指しているという。