昨年度で閉校・旧大町西小の桜100本咲き誇る ライトアップも楽しんで

大町市の小学校再編に伴い昨年度で閉校した旧大町西小学校敷地内の桜が見頃を迎え、夜はライトアップされている。児童の姿がない静かな中でもソメイヨシノなど100本超が咲き誇り、訪れた人たちがそれぞれの思いで眺めている。
ライトアップは、同校の歴代PTA役員や校長らでつくる「大町西小 桜の木を守る会」が、地元企業などの協賛を受け毎年実施。校庭の脇などに置いた投光器で、昼間とはひと味違った趣を演出している。
家族と夜桜の見物に訪れた大町中学校1年の宮田うのさん(12)は、同小学校最後の卒業生。家族全員が同小に通い、20年ほど前から毎年この桜とともに家族写真を撮るのが恒例になっており、「桜のトンネルを通った思い出などが鮮明に残っている。今年も咲いてくれてうれしい」。母の裕美さん(46)は「こんなにきれいに咲くのに子どもの姿がないのはさみしい。すごく大事な場所だから、なくなってほしくない」。
北沢一人会長(66)は「地域のシンボルで、子どもや保護者、教職員らの思い出に強く残るこの桜並木を守る活動は継続していく。ぜひ大勢に昼夜ともに楽しんでもらいたい」と話した。
ライトアップは見頃の期間の午後6時半~9時。雨天中止。