【ガンズリポート】加藤が攻守に存在感 百年構想リーグ J2大宮に快勝し4位浮上

松本山雅FC(J3)は4月12日、明治安田J2・J3百年構想リーグ10節でRB大宮アルディージャ(J2)に4–1で快勝し、地域リーグラウンド東B組の4位に浮上した。5節の北海道コンサドーレ札幌戦から6試合連続で複数得点を重ね、FC岐阜を得失点差でかわし、同組J3勢4チームの中で今大会初めて最上位になった。

監督のサッカー体現、伸びしろ期待

躍動するチームで存在感を増しているのがFW加藤拓己だ。愛称「ゴリ」。180㌢、84㌔の体格で相手ボールを最前線から追う姿は迫力満点。大宮戦でもアグレッシブな守備のスイッチ役を担い、相手の宮沢悠生監督を「加藤に体をぶつけられてボールを失った」と悔しがらせた。
この日はストライカーとしての役割も果たし、チーム3、4点目を決めた。石﨑信弘監督は、相手ボールを追うだけでなく奪いきり、守備から攻撃機会をつくることを求める。そのサッカーを体現する活躍だった。
それでも本人は「1失点が納得いかない」と、相手CKにつながった自分のプレーを反省し、守備の完成度に意識を向ける。
体力が持たず、後半30分前後に交代するのがパターンになっているが、「90分間出るのを目的に、プレスの強度を緩めては本末転倒」と、全力疾走の姿勢を強調。「前半にできるだけ相手の体力を削り、『藤枝(康佑)君、どうぞ』とバトンパスするのが僕の仕事」と冗談めかす。
ただ、石﨑監督の要求は走力だけにとどまらない。「ロングボールを収めたり味方に落とす(渡す)ことができたりすれば、違う攻めの展開ができる。物足りない」と、あえて注文を付ける。
足元の技術も確かな26歳は、大宮戦で今大会通算4得点となり、2022年にJ3のSC相模原でマークしたキャリアハイに並んだ。「チームがまた連勝街道を走っていけるように、首位争いに入っていけるように頑張りたい」と加藤。攻守とも伸びしろが期待される。