「常念山脈」ダイナミックに 渡辺幸雄さん写真展 安曇野山岳美術館4月22日まで

安曇野市の安曇野山岳美術館(穂高有明)は4月22日まで、松本市中山の山岳・自然写真家、渡辺幸雄さん(60)の作品展「常念山脈」を開いている。「常念岳から昇る中秋の名月」や「烈風舞う稜線(燕岳稜線)」などダイナミックな作品と、山並みのパノラマ写真、高山植物の組み写真の計20点ほどが並ぶ。
「常念山脈は、北は餓鬼岳から南は霞沢岳に至る間のこと」と渡辺さん。普段は槍穂高連峰での撮影が多いが、「今回は安曇野の美術館が会場なので、距離的に近い山の写真でまとめた」。
「常念岳から昇る―」は、満月が常念岳の真上に見える瞬間を、槍ケ岳東側の東鎌尾根にあるヒュッテ大槍付近から撮った写真。「夕方、霧がかかって不安だったが、月の出の頃には晴れた。運が良かった」と喜ぶ。
埼玉県生まれ。中学生の頃から一眼レフカメラを持ち歩くほどの写真好き。高校時代も信州を主に1人で足を運んでは自然を写した。専門学校で技術を磨いた後、山の写真を撮るため北穂高小屋に勤務。1990年ごろからフリーカメラマンとして活動し、その後、松本市に居を構えた。
現在は山岳雑誌「山と渓谷」(山と渓谷社)や「岳人」(モンベル)に写真と文を載せている。昨秋からは信毎デジタルに「月刊穂高通信」を掲載中。
午前10時~午後4時。木曜休館。一般800円、中高生300円。同館TEL0263・83・4743