
塩尻市北小野と辰野町小野の両小野地区にある酒蔵、ワイナリー3社が、それぞれの特性を生かした新たなアルコール飲料を造ろうと、日本酒ベースのブドウ果汁リキュールを開発した。5月9、10日のイベントで限定販売される。
小野酒造店(辰野町小野)の日本酒「夜明け前」に、ワイナリーのキリノカ(同)が栽培したピノノワール、いにしぇの里葡萄(ぶどう)酒(塩尻市北小野)が作ったメルローという赤ワイン用ブドウの果汁を合わせた。
酒とブドウ果汁以外に何も添加していない。それぞれのブドウに合う日本酒の銘柄や混合割合の最適なマリアージュ(調和)を、小野酒造店の杜氏や蔵人が舌で試して探ったという。
いにしぇの里の稲垣雅洋代表(48)は「日本酒とブドウ果汁のミックスは全く想像できなかったが、非常においしい、口当たりのよいものができた」、キリノカの沼田実代表(63)も「ブドウの酸味に日本酒のうまみ、甘みがブレンドされた」と納得するリキュールができた。
企画は、小野酒造店が「狭い地域に三つも醸造業者があるのだから、ここでしかできないものを造り、両小野地区を盛り上げたい」と発案した。商品化に当たりラベルデザインにもこだわり、地元で親しまれている霧訪山や小野神社、矢彦神社などをかたどった。
同酒造店の蔵開きイベント「たのめの里・暁祭(あかつきさい)」でお披露目され、試飲や購入ができる。販売は1本500㍉㍑入り2200円。メルローは615本、ピノノワールは285本が用意される。問い合わせは同酒造TEL0266・46・2505