
上松町で獅子狂言などを継承する西小川地区の若者組織「小川里若連中」が、4月24日に行う郷土芸能「芸ざらい」に向け、練習に励んでいる。地元の若宮神社の例祭(25、26日)に伴い、例祭で奉納する演目を含めて住民らに披露する場で、伝統に新たな趣向を加えて祭りを盛り上げる。
地域の子どもも参加し、今年は小中高生15人が、13日から芸ざらい前日までほぼ毎晩、大人に教わって練習。当日は神楽5演目を披露する。小学1年時から参加する上松中学校2年の田中優衣さんは「練習して笛が上達するのが楽しい」、4年目の上松小学校4年・大井紬生さんは「当日失敗しないように頑張りたい」。
小川里若連中は江戸時代中期に発足して中断後、明治期に再興し、現在のメンバーは10~90代の約90人。多様な芸を受け継ぎ、中でも筆をくわえた獅子頭が畳大の紙に和歌を書く獅子狂言の演目「葛の葉 子別れの段」がおはこで、芸ざらいや例祭で欠かさず演じる。
長年30~40代を中心に活動してきたが、役員の担い手不足などにより昨年、組織を改編。全年齢が運営に携わる体制になって今回が初の例祭で、地域住民により親しんでもらおうと、24日は「あげまつ篠笛サークル&ギターサークル ミニコンサート」も初開催する。
会長の花戸久幸さん(69)は「子どもも減っているが、祭りに集まり神楽をする伝統を大事にしたい。今後に向け新たな取り組みも試したい」と話す。
24日は同町小川の島防災コミュニティーセンターで午後6時10分からミニコンサート。芸ざらいは7時からで、子どもの獅子・神楽と大人の獅子狂言4演目ほどを披露する。