
松本市城西2の松本看護専門学校は、多忙な生徒の主体的な学習力や自己管理能力を高めようと、「手帳を活用したスケジュール管理教育」に力を入れている。授業の本格開始を前に4月13日、日本スケジューリング協会(兵庫県)代表の浅野夏悠さんを招き、ゴール(目標)達成のための手帳の使い方などを学んだ。
浅野さんと同校の福岡美咲副校長が知り合った縁で、手帳の活用を取り入れるようになり3年目。この日は1~3年生100人と教職員が受講し、生徒全員に同協会オリジナルで縦開きが特徴の手帳「FORCEスケジュールブック」が配られた。
浅野さんは「手帳は自分の人生の設計図。3年間を成功させ豊かに過ごすために、設計図を書いてみましょう」と呼びかけ、ゴールを設定し、それに向けた行動を考える「戦略的スケジューリング」の重要性を説明。生徒たちはなりたい3年後の姿や、そのために何をすべきかを具体的に考える「細分化」などの作業に取り組み、手帳に書き込んだ。
初めて手帳を手にした1年生の滝澤ひよりさん(18、安曇野市)は「自己管理が苦手。スマホ入力でなく手で書くことでしっかり認識でき、役立ちそう」。使用して3年目の3年生・中谷京さん(20、同)は「スケジュールを俯瞰して見られたり、立てた目標や達成度を見返せるのがいい。(手帳のおかげで)意識して生活できている」と話した。
学校のカリキュラムでも個々の手帳を活用し、学習計画や目標管理に生かしている。福岡副校長は「非常に忙しい3年間で、さらに看護師になっても多重業務をクリアするのが重要な能力になる。タスクをやり遂げ、自分自身も大事にできる人材を育てる基盤となれば」と期待していた。