
「稲わらを分けていただけないでしょうか」という連絡をある農家を経由していただきました。なんでも稲わらを活用したクラフト作りに取り組んでいる作家さんが欲しがっているとのことです。
現代は、稲刈り作業にはコンバインという機械を使うのが常識です。これだと、稲刈りをしながら、もみを保存し、稲の部分は、翌年の緑肥にするためバラバラにしてしまいます。
稲わらは、はぜかけの自然乾燥をする農家にしか存在しない貴重なものになっていました。
そこで考えました。「活用方法次第では世のため、人のためになりはしないだろうか」と。事業家マインドに火が付きました。
「そうだ! 『正月飾り』で勝負だ!」。毎年1月の「三九郎」などで、お焚き上げするということは、毎年売れるということです。では、誰に作ってもらおうか? そこで思い付いたのが障がいのある方々。少しでも労働機会の提供になればと考えました。
塩尻市の社会福祉協議会に飛び込み営業をしました。すると提案してから1週間後に連絡があり、市内3カ所の障がい者支援施設で取り組みたいとのこと。うまくいくときは結論が早いというのがビジネスマン時代に実感した鉄則です。
さらに、不登校児の社会参加の一環としてはどうだろうかと考え、今度は、同市の教育委員会に飛び込み営業をしました。なんとこちらも1週間後に連絡があり、引き受けてくださるとのこと。
最後はこの正月飾りをどこで取り扱ってもらうかです。「どうせなら」と、思い切って諏訪大社にお願いに行きました。「社としてもこの分野でお役に立ちたいと考えていたところです」。権宮司からいただいた言葉です。
同時に「神福連携」という言葉が諏訪大社上社本宮の上空から降ってきたようでした。
今年の12月から、お払いとご祈?をしていただいた正月飾りを、作ってくれた人たちと一緒に、諏訪大社の境内で頒布します。