
上松町小川の県上松技術専門校(樋沢和幸校長)が、本年度迎える創立80周年を記念する冊子「夢を削りだす人たち」を発行した。節目を迎え、同校をより多くの人に知ってほしいと、県内で活躍する修了生10組を紹介した。
B5判51㌻。登場する修了生は木工・家具作家をはじめ、木曽の伝統工芸品「お六櫛」の職人や林業者など多彩。主にペッパーミルを作ったり、木曽漆器を現代風にアレンジしたりする夫婦2組や、工房勤務や独立開業を経て同校の指導員になった人も載る。
非売品で関係団体や自治体、学校などに配るほか、大桑村と木曽町の図書館にも贈った。
同校は1946年に開校し、80年間で約4千人が修了した。本年度は県内外の10~50代の40人が、木工科と木材造形科で学ぶ。家具製作などが習得できると全国から入校の希望があり、以前は20代が多かったが、近年は30代以上が増えているという。
訓練指導専門員の内田実さん(61)は「木工は厳しい世界だが、ここで基礎を学んだからこそ技術を生かせる場があると知ってほしい。100周年に向けて良いきっかけにしたい」、宮坂清総務係長(59)は「木工の道を目指す人が増え、上松が業界の中核的存在になれば」と話す。
ほかに記念事業として今秋、修了生が対象の「いすコンペ」と、応募作品を展示する「いす展」を開く。冊子の問い合わせは同校0264・52・3330