
松本市立博物館(大手3)は29日~6月15日、歌川広重、小泉八雲ら江戸時代から現代まで各時代を代表する旅人や旅行の動向を、その人が残した言葉とともに紹介する特別展「旅心」を、2階特別展示室で開く。旅先での出会い、地域の文化や歴史との対話、自分の再発見など、旅の持つ魅力を伝える企画だ。
日中韓3カ国の交流事業「東アジア文化都市2026松本」の一環。講演会やミニ吟行体験などの関連イベントも盛りだくさん。
展示は、歌川広重の「東海道五十三次」(保永堂版)全55点、松本も訪れた十返舎一九の代表作「東海道中膝栗毛」、小泉八雲の「神国日本」「怪談」といった著作、吉田初三郎の鳥瞰図「日本八景名所図会・上高地」など。自らの足で日本を測った伊能忠敬の実測原図もある。
戦後では、テレビ番組「兼高かおる世界の旅」でディレクターやリポーターを務めた兼高さんの取材メモや旅道具のほか、旧国鉄の「ディスカバー・ジャパン」のキャンペーン資料なども。
また、「可愛子にハ旅をさすべし」(江戸時代の旅行用心集)、「五感を研ぎ澄ます」(八雲)といった旅の意味を伝えるメッセージを数多く紹介する。
期間中、来場者から心に残る旅の思い出や旅の楽しみ方などを募集し、展示する。
学芸員の本間花梨さんは「昔も今も、自分が体験する旅の良さ、大切さは変わらない。時代を超えた旅の持つ魅力を感じてほしい」と話す。
午前9時~午後5時(入室は4時半、5月3~5日は8時=入室7時半まで延長) 。火曜閉室(5月5日は開き、7日は閉室)。観覧料は常設展が一般500円、大学生250円。特別展は一般千円、大学生600円。常設展とのセット券は一般1200円、大学生800円(高校生以下無料)。同館TEL0263・32・013、メールmcmuse@city.matsumoto.lg.jp
