
松川村の赤沼志保さんは、長年の勤め先で移転した大町市大町のコーヒー専門店だった店舗を借り、5月下旬にカフェをオープンする。店主がコーヒーを入れる場とカウンター越しにつながる客席との空間を、自身が取り組む演劇の公演などにも活用する計画。4月25、26日、店を舞台に演劇仲間とプレオープン公演を行う。
カフェの店名は「やさしい珈琲の店 3月9日」。2種類のオリジナルブレンドコーヒーを主とした飲み物や、スイーツなどを提供する予定。モーニング営業も検討する。
赤沼さんは主婦業の傍らコーヒー専門店で働き、演劇や語り、朗読などにも取り組んできた。「コーヒーを入れる仕事が好きで、続けたい」と開店を決意。〝カフェ芝居〟の場にもふさわしいと考え、同市の俳優・賢茂(さかしげ)エイジさん(51)に相談した。
同市出身で東京でも活動し、カフェなどでの公演経験も豊富な賢茂さんは「役者がいれば演劇はどこでも成立する。劇場以外で気軽に見てもらえる楽しみ方を広げたい」と賛同。赤沼さん(役者名・ほしのしほ)を店主役に、客役と店内で繰り広げる心温まるオリジナル脚本の会話劇「へのへのもへじ~やさしい珈琲のつくり方~」を上演する。演者がコーヒーを入れたり飲んだりするリアルな演出も交え、鑑賞側の没入感を高める。
赤沼さんは「いろんな人とつながり、自分の好きなものを共有できる場にもしたい」と話す。
各日午後2時開演。終演後は演者と語る茶会。チケット3千円。各回定員15人。予約システムから申し込む。問い合わせはインスタグラム(hosinosiho)から。