侍の生きざま伝わる刀剣 松本の佐藤さん収集品が県外2会場で展示

歴史刀剣探求家の佐藤肇祐さん(51、松本市本庄)の刀剣などのコレクションが4月末から、東京と千葉の博物館で展示される。佐藤さんは「子どもや外国人に本物の刀を見てもらい、侍の生きざまを伝えたい」と話している。
新選組の古里といわれる東京都日野市にある佐藤彦五郎新選組資料館では4月26、29日、5月2~6日、9、10日。幕末から明治にかけ西郷隆盛の下で活動し、「幕末の4大人斬り」の一人といわれ、池波正太郎の小説「人斬り半次郎」のモデルにもなった薩摩藩士中村半次郎(桐野利秋)の「盛定」の銘入り、刃渡り68㌢の1振りを展示する。
同館は、新選組・土方歳三の義兄、佐藤彦五郎の子孫の佐藤福子さんが館長を務め、土方の愛刀などゆかりの品を展示する。中村は新選組と敵同士だが、「過去の遺恨を捨て、戦った者同士(の刀が)再会してもいいのでは」と、佐藤さんが福子館長に展示を打診、快諾を得た。「160年ぶりの再会」と佐藤さん。
千葉県流山市の市立博物館では25日~6月28日、土方の「備前国長船住横山藤原祐永」の銘入り、刃渡り81㌢の刀を展示する。ほかに、新選組・近藤勇の脇差し、芹沢鴨の刀など計12点。
佐藤さんはユーチューブ「侍マスターチャンネル」で、刀や地域の歴史について発信している。将来は、松本城周辺に刀剣ギャラリー建設も視野に入れる。