松本のギャラリー「ゆこもり」湯治場の母屋を初めて展示会場に 6月27日まで作家7人展

松本市浅間温泉3のギャラリー「手仕事扱い処(どころ)ゆこもり」で、県内外の作家7人のグループ展が開かれている。湯治場の建物の一部を改装した同ギャラリーが、平成の初めまで利用されていた母屋を初めて展覧会場に。仏画や張り子、花、染色作品など約100点を展示している。
明治以前に建てられ、居住空間でもあった母屋の1階と2階のさまざまな場所に、温泉やこの地にまつわるテーマで作った作品を配置した。
截金(きりかね)師で仏画師の小澤亜希子さん(山梨県)は、浅間温泉を守る不動明王を描いた仏画や、細く切った金箔(きんぱく)を貼り文様を表す截金の技法で、剣に巻き付く龍を描いた作品などを出展。
染色作家の雨宮沙紀さん(同)は、水色のオーガンジーの布を丸く絞り、熱で形状を記憶させ、風呂の泡をイメージさせる「みずいろのかたち」を畳の間に広げた。張り子作家のヤマシタさん(同)は、えとの務めを終えた子(ね)から巳(み)までの6体を「湯治場に逗留(とうりゅう)」させ、のんびりと過ごさせている。
他に伊藤理絵さん(安曇野市)の椅子や、久保るいさん(富士見町)の花など。小澤さんは「番台が残るなど建物自体が面白いので、探検しながら作品を鑑賞してもらえたら」と話す。
作家によるワークショップも開き、張り子絵付け(5月9日)、截金(5月16日)、写仏(23日)、生花アレンジ(6月10日)が体験できる。
グループ展は6月27日まで。午前10時~午後6時。日・木曜休み。5月31日まで「長谷川正治第10回記念陶展」を同時開催している。ゆこもりTEL0263・46・2066