南部小・スペイン児童が交流「サン・ジョルディの日」ちなみ朗読会

スペイン・カタルーニャ州で親しい人と本や花を贈り合う風習のある「サン・ジョルディの日」(4月23日)にちなんで同日、大町市と同国の小学生による本を通じたオンライン交流会が行われた。風習の由来とされる伝説を扱った絵本を両国の子どもたちが朗読し合った。
同市から大町南部小児童クラブを利用する1~6年約50人が参加。クラブが入る市ふれあいプラザと、同州の小学校をオンラインで結んだ。
朗読に使ったのは、同州在住の書籍編集者・平野剛史さん(45)が手がけた「サン・ジョルディのものがたり」。恐ろしいドラゴンのいけにえになった姫を勇敢な騎士が救い出す物語で、カタルーニャ語と日本語のそれぞれで書かれている。
子どもたちはそれぞれの言語で交互に朗読。読後に大町の小学生は各自の願い事を書いた紙を、ドラゴンが描かれた大きな絵に張り付けた。現地で食べられるトマトを載せたバゲットを味わい、スペインの食文化にも触れた。
5年生の女子児童(10)は「すてきなお話だった。スペインのことは詳しくないので、行事などを知れてよかった」と話した。
交流会は現地で毎年開かれる「日本祭り」で、同プラザに入る市南部地域包括支援センターが考案した介護予防体操が踊られている縁で開催。祭りの実行委員長ジェニス・カステリョさん(38)らが、両国の子どもの結び付きを願って初めて企画した。