
小学生女子サッカーのMGプレス杯第24回ガールズエイト(U―12=12歳以下)県大会(県サッカー協会主催、MGプレス共催)は9、10日、松本市あがた運動公園多目的広場で開いた。10チームが県女王の座を争ったほか、試合に出場しない園児~4年生約50人はボール遊びやミニゲームをして競技の楽しさに触れた。
ミニゲームは学年別の5、6人ずつに分かれ、初めてチームを組んだ仲間同士が代わる代わる対戦した。参加した松本ウィングの代田彩夏さん(開明4年)は「相手に上手な人がいてボールを取られたけど、楽しかった」。
大会は初日に予選リーグ、2日目に予選上位4チームによる決勝トーナメントを行い、中信勢のマレーザ木曽の選手を含む合同チーム・アザリー飯田フィエットU―12が初優勝した。
合同チーム 力合わせ勝利
小学生女子サッカーのMGプレス杯で初優勝したアザリー飯田フィエットU―12は、マレーザ木曽との合同チーム。互いに人数不足の今季はそれぞれ練習し、大会には選手を交ぜて出場している。決勝は前年覇者のFCスワン(諏訪)を大差で圧倒。「単独チームでは勝てなかった」(熊谷賢一監督)と戦力は上がる一方で、各チームが抱える人数不足の課題も浮き彫りになった。
競技人口の拡大課題に
試合は8人制、前後半15分ずつ。決勝トーナメントに進めなかった6チームは、2日目は交流戦を行った。
大会を主催する県サッカー協会には、小学生からシニアまで約1万3千人が選手登録しているが、このうち女子は約700人。県協会は当面千人まで増やす目標を掲げるが、女子チームが少ない中学年代になる時点で、別の競技を選ぶ小学生も多い。
県協会のマキナリー浩子会長(69)は「子どもたちが楽しんでいる姿を見ると、サッカーから離れないでほしいと思う」と話し、競技を続けるかや進路に迷う女子に助言するカウンセラーの導入や、企業と連携して女子サッカーを後押しする方策を検討中という。この大会の趣旨でもある女子の競技人口の拡大に向け、関係者の努力が続く。
【合同チームで決勝でプレーしたマレーザ木曽の選手コメント】
①大平彩心(6年、GK)「違うチームの選手も試合では力が合わさる。合同で戦うのは難しくない」
②中村梨瑚(同、決勝で2点目を挙げる)「大会を通じ強いチームと対戦できて楽しかった」
⑨曽我梨乃(同、主に右DFとしてプレー)「会ったばかりの仲間もいたが、声をかけ合ってプレーできた」
⑫田中紫帆(5年、決勝後半に途中出場し8点目を決める)「得点できてよかった」
【決勝トーナメント(10日)結果】
▽準決勝 スワン1―0トップストーン・ロゼッタ(上伊那)、アザリー飯田フィエット2―1松本ウィング▽3位決定戦 松本2―0トップストーン▽決勝 飯田8―0スワン