
連戦の2戦目、4月29日のジュビロ磐田戦は、今季初のナイトゲーム。サンプロアルウィンに近い松本市今井の気温は、試合中に前日より8度低い10度まで下がった。
この試合のボールボーイは、東京都市大塩尻高校サッカー部の1年生が務めた。後半なかば、山雅ベンチの近くにいた鈴木湊士さん(15)は、フィジカル担当のイ・チャンヨブコーチに「寒いでしょ」と声をかけられた。「めっちゃ寒いです」と答えると、しばらくしてコートをかけてくれた。
「うれしかった」と鈴木さん。山雅ボールのスローインになると、素早く攻撃を再開できるように「ボールが出た瞬間に走って渡すようにした」。
控え選手がアップする場所の前にいた平澤翔馬さん(15)も、FW加藤拓己に「寒いでしょ」と聞かれ、MF澤崎凌大のコートをかけてもらった。「プロの選手が話しかけてくれてびっくりした。あったまった」。
加藤は、自身が鹿島アントラーズの育成組織にいた頃、雨中の試合でボールボーイを務めるのがつらかったといい、「彼らにも、スタジアムでいい経験をしてもらいたかった」と話す。