
麻績村の福満寺で5月3日、マルシェ「福森祭」が開かれた。地元有志が寺の薬師例大祭に合わせ、「まんぷくマルシェ」から名称を変え、7年ぶりに開催。クラフトや飲食などの34店が境内や門前に並び、大勢の人でにぎわった。
手作りの食器、衣類、アクセサリー、道具、飲食などの店が県内外から出店。会場には主催者手作りの茅の輪なども飾られた。
寺では、平安時代の作とされる薬師如来座像をはじめとする国重要文化財の仏像5体を特別公開。拝観者は深みのある木造の仏像に見入っていた。
マルシェを企画したのは小林礼女(あやめ)さん(41)、谷口真利さん(45)、小林朋代さん(48)。「地元が誇る古刹(こさつ)を知ってほしい。そして、寺を交流の場にしたい」と、2019年に「まんぷくマルシェ」を初めて開いたが、その後は新型コロナ禍があり開催されずにいた。
「コロナを機に、人とのつながりが暮らしの安心感につながると再確認した。良い出会いや触れ合いを持ち帰ってもらえたら」と谷口さん。
60年ぶりに同寺の仏像を拝んだという加々美弘さん(71、安曇野市明科中川手)は「子どもの頃には感じることができなかった魅力を知り、感激の一言。守り続けてきた地元の方に心から敬意を表したい」と話した。