
松本山雅FC運営会社の前社長で、外部との連携を担当するチーフリレーションズオフィサー(CRO)の小澤修一さん(46)が14日、信州大(本部・松本市)のMGプレス寄付講座「新聞をつくろう」で特別講師として登壇した。メディアを通じた発信について、取材を受ける立場から語った。
新聞について学ぶ講座は4~7月の全15回で、この日が5回目。小澤さんは、2005年にアマチュア時代の山雅に選手として加入し、6季プレーして現役を引退。運営会社の社員になり、24年から先月まで社長を務めた。
講座では、当初の観客は数えるほどだったとスタンドの写真を紹介。本紙前身の「松本平タウン情報」が山雅を1面で取り上げ、「一気に認知が広がった」と語った。小澤さん自身は山雅を知ってもらうため、3年にわたって毎日ブログを書き続けたという。
その後約20年の間にSNSが登場し、発信の手法が多様化。山雅もユーチューブなどのメディアを活用しているとする一方、「山雅を知らなかったり、興味がなかったりする人には届かない。マスメディアに取材してもらい、広く知ってもらうことも大事」と語った。
「地域のためのクラブ」という理念を踏まえ、ホームタウン活動を取り上げた記事を例に「新聞は、われわれがなんでこんなことをしているのかを伝えてくれる。SNSは活動の今を届け、新聞は意味を伝え残す役割がある」とし、「皆さんも新聞作りを頑張って」と励ました。
寄付講座は松本平タウン情報時代に始まり通算17年目。本年度は13人が受講し、今後グループで関心があることを取材して記事を書き、7月下旬の本紙に掲載する。